学名表記について

ヒノマルガーデンで取り扱っている植物には学名の札がついています。(下写真) アルファベットで書かれている部分です。 この植物は通常は園芸品種名である「ブルーアイス」と呼ばれていますが、学名について知るともっともっと植物の知識が深まります。

ブルーアイス写真

植物の学名は基本的に「属名」と「種小名」の二つと、それを補足するものに よって成り立っています。上の写真で例えると、「Cupressus」が属名、 「arizonica」が種小名です。属名の初めの文字は大文字で、これら二つはパソコンなどで表記する場合は必ずイタリックで書き表します。そして、それらを補足する 「‘Blue Ice’」は園芸品種名です。

原種を表記する場合は属名+種小名に正確さを期す為に命名者の名前をつけます。 命名者の名前はローマン体で表記し、短縮してピリオドをつけることで簡略化することが出来、命名者そのものを表記しない場合もあります。

植物の学名表記に関しては以下の資料を基に行っております。

RHS Plant Finder 2005-2006 The Royal Horticultural Society

ISBN:1-4053-0736-6

The Plant Book second edition D.J.Mabberley

ISBN:0-521-41421-0

The World Checklist of Conifers Humphrey Welch and Gordon Haddow

ISBN:0-900513-09-8

園芸植物大事典 

ISBN:4-0930-5111-9

園芸、植物の世界ではラテン語による学名が広く使われていますが、もちろんラテン語による学名を知ろうとすることは、日本古来の和名を忘れようとする事ではありません。和名はその植物を日本人の感性でとらえた名前であり、俳句の季語であったりもします。しかしながら近年の繁殖技術の発達と、植物流通と利用の機会の増加に伴い、扱われる植物は格段に増加しました。また、園芸文化、造園技術が世界中で交流を見せるとともにそれぞれの地域で呼ばれている独自の名称では通用しない状況が生まれてきました。そこで学術的に分類され、「国際植物命名規約」や「国際園芸植物命名規約」に基づいて名づけられた植物名、「学名」を知る事が重要になってきました。ラテン語による学名にはその植物の様々な情報が含まれています。学名を知ること、使うことははその由来を知ることであり、ひいては適切な利用方法を知ることにもなり得るのです。

植物の学名はその植物の特性を表しています。 ここではその表現の例を園芸品種としてバリエーション豊富なコニファー、プンゲンスの樹形の場合で見てみましょう。

コロラドトウヒ

コロラドトウヒ

これは基本の樹形となる
コロラドトウヒの一種

Picea pungens

マツ科トウヒ属

基本的に樹形は円錐形をしていますが、 自然界では種子で増えるので、樹形、葉の 形状、色はそれぞれに個体差があります。

これは‘コンパクタ’

Picea pungens ‘Compacta’

‘コンパクタ’とはラテン語で‘ち密な’‘ちょう密な’といった意味を表します。 この木の何がち密なのかというと、節間です。成長がとても遅いのでコロラドトウヒに比べ、 同じ年数が経っていても高さはとても低いです。

グロボーサ

GLOBOSA

これは‘グロボーサ’

Picea pungens ‘Glauca Globosa’

‘グロボーサ’とは‘玉状の’という意味を指します。 こちらもコンパクタと同じく成長は遅いですが、円錐形のように明瞭な芯が立たず、 高さよりも枝張りが出て玉状に成長します。ちなみに‘Glauca’は‘淡青緑色の’ という意味を表します。

これは‘ペンデュラ’

Picea pungens ‘Pendula’

‘ペンデュラ’は‘下垂した’という意味を指します。 枝が下に向かって垂れていますが、これは元気が無いのではなく、 原種のコロラドトウヒの内、枝が下垂しているものを選抜して園芸品種として生育させています。

アイズリー ファスティギアータ

FASTIGIATE

これは
‘アイズリー ファスティギアータ’

Picea pungens ‘Iselie Fastigiate’

‘ファスティギアータ’とは’直上した’という意味を指します。枝は上向きにつき、枝張りはあまり出ません。 「アイズリー」はこの園芸品種を1981年に登録したアメリカのアイズリーナーセリーのことを指します。

これは‘グラウカ プロクンベンス’

Picea pungens ‘Glauca Procumbens’

’プロクンベンス’とは‘平伏の’、‘横臥の’ という意味を指します。この木は高さが出ずに横へ横へと成長します。‘グラウカ’は葉色を指します。

ここで示した樹形を表す学名はほんの一例ですが、 この様に、学名の中にその形を指し示す表記があると名前だけでその植物が どういったものであるかある程度推測することが出来ます。

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